天井のヒカリモノ

いつ頃だったか。。。よく覚えていないけれど、たぶん小学生の頃だったと思う。平屋建て県営住宅の天井はオオミズアオ色のプレートのような建材でできていて、一辺が50cm~60cmくらいだったのではないかと思う。これを並べて打ち付けてある。必然的に境界線があって、毎夜寝るときに電気を消すとその中のなぜか一遍だけがぼーっと明るく見えるという現象があった。
一度だけ親に言ったことがあったけれど、相手にされなかった記憶がある。
それ以上でもそれ以下でもなく、そのうち二段ベッド導入してからは、その角度からは見えなくなったので、原因はわからないまま。
一部屋増築してからは、そちらで寝起きしていて、その部屋は親の部屋になったからそれきりどうなったかわからない。

今だから考えられること。
どこからか入る灯りが漏れていたのかもしれない。みんな電気を消して寝静まった後だから考えにくいことだけれど。
単純にそこだけ蛍光塗料のようなものが付いていたのかもしれない。
目が悪かっただけかもしれない。
どれも今一つピンとこないけれど、もう何十年も前の話でその家は解体されて跡形もないから確かめる術もない。

ただ、あの家は今思うと本当に狭かった・・。今だったらきっと暮らせないかな、とは思う。
ただ、毎日窓から見えた竜王山のテレビ塔とか、庭先で育てたネギとかきゅうりとか。懐かしいものもたくさんある。

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