東京福生市石川酒造(2020/6/20)

地元には酒造会社が多くて、酒を造るには良い水がいるんだと思っていた。
外れとはいえ東京に酒蔵があるのは正直ちょっと不思議な気もしたけれど、たしかに少し西に寄れば奥多摩。うまい水はたくさんあるのかもしれない。

石川酒造は地元の酒蔵よりもさらに古い江戸時代創業で、日本酒以外にもビールを作っている変わり種。この梅雨空に震えながらビールを飲むことになるんだろうかと思っていたけれど、予想に反して朝からばかっぱれ。外でビールを飲むには最高のコンディションになってしまった。

はむすたーはうすから南部線で立川まで。そこから青梅線で12分。酒蔵は拝島という駅から徒歩15分くらいのところにある。八王子も大きな駅だったけれど、ここもそこそこ大きい駅だと思う。

拝島は以前八高線に乗りに行ったときに乗り換えた駅。実は以外に大きい駅だと改札まで行って気が付いた。通るのは中央線、青梅線、八高線。駅もまだ新しくて、駅前のロータリーもきれい。高い建物がなく、見晴らしもよくて、なにより遠くに山が見えるのが新鮮。

石川酒造は住宅街のど真ん中にある酒屋で、門をくぐって正面がおそらく日本酒の酒蔵。茶色になった杉玉がかなーり低い位置にぶら下がっている。
左手に折れてずっと奥に入っていくと、今回予約を入れてもらっていた福生のビール小屋がある。パラソルの下にあるテーブル。確かに換気は申し分なし。
6人掛けのテーブルは、たぶんビール醸造をしている建物の前。広い軒先にあった。
4種類のビールと2種類の日本酒が飲み放題の2時間コース・・・だったけれど、結局4時間近く居座った。

料理はここでなければ、という類のものではなかったけれど、ビールはライト、お酒もライト。あまり最近お目にかかったことのない味わいでおいしかった。好みとはちょっと違うけれど。

酒蔵らしくない酒蔵。

お土産に買ったのは酒屋前垂れ。かえって開いてみるとリバーシブルではなく片面印刷だった(笑)。

ここもコロナの影響で客足が遠のいてとても厳しかったらしく、クラウドファンディングを募集していたので、5000円コースに申し込んだ。8月にTシャツとハムが届くらしい。
本家の杉玉の周りにはオーブがいっぱい。きっと脱コロナは近いと思うよ。