緊急事態宣言中の出社 ~facebookより~

以前は会社に行かないことがいけないことのような雰囲気があったのに、今は会社に行くことに一抹のうしろめたさを感じてしまう。そのうち行かないことが当たり前になるのではないかと思うこの頃です。

最後に出社して2週間ぶりに所用で会社に行きました。

いつもなら駅周辺はあふれるほどの人がいる時刻で、どうかすると誰か線路に落ちるんではないかとひやひやするホームも、閑散としてほとんど人がいませんでした。

ひさしぶりに電車に乗るので、内心ほんのちょっぴりだけ楽しみにも思っていましたが現実は予想以上に厳しかった。

いつもより良く響くアナウンス、エスカレータは動く機械の音まで聞こえてくるほどの静かさ、一目で何人乗るかがわかるほどしか人のいないホーム。心なしか電車の音もだるそうに聞こえます。
2人分、3人分陣取ってもがら空きの座席に、遠くまで誰も乗っていない回送列車のような状態を見ていたら、こんなの電車じゃないと唖然としました。

会社周辺も歩く人の影はわずか。

雑踏が好きなわけでも、満員電車が恋しいわけでもないけれど、駅ほど人の思いや日常が交錯する場所もないと思うのですよ。電車にはそんな人をたくさんのせて毎日楽しく走ってほしいとめそめそと思った次第です。

楽しみにしていた分だけ帰りにはズーンと重い気分になり、2週間ほど外に出なかっただけでこんなに体力が落ちるかというくらいくたびれ果てました。
いつか「あのときは人が少なかったな~」と懐かしく思い出す日がくるように、備忘録で写真をまとめて残しておくことにしました。

電車を走らせてくれる運転士さんにも駅員さんにも。
今もリスクを負って医療の現場におられる方にも。
お店の店員さんも。
いつもいつもありがとう。