Herzのかばん

このあいだ渋谷のHERZ本店に行ったときにリュックを買った。「わんぱくりゅっく」というネーミングは一泊程度ならこれ一つで、という意味らしい。

前から知っていていつかほしいなあと思っていたけれど、お値段もさることながら、使いみちをあれこれ考えているうちに、なかなか手が出ない…から、もう持つことないかなあに変わっていた。

が、ひらめいてしまった(笑)。毎度のことである。

HERZというお店は工房も兼ねていて量販品ではないからお店においてあるものがその時売れるもので、それ以外は注文生産になる。ネットから注文したものは別に専用の工房があって、そこで指定の色で作られているそうだ。

その日お店にいたのは、店頭に出て一週間ほどのチョコ色のといつからモデルをしていたのか使い込まれた風情のキャメル色のと、色は覚えていないけど一番小さいの。

ほしいのはMサイズ。キャメルもいいかと思っていたけれど、こういうのはいわゆるご縁のようなものだからとチョコ色を即決。バロンのときも確かキャメルは売り切れでチョコを買ったんだった。10年の間に一度修理に出して今でも現役で時々登板する。

同色の肩当てを併せて。サービスのオイルを塗ってもらいいそいそとおっきな紙袋を持ち帰る。強烈な革の匂い。ダレスのように口金でガバッと開くのが特徴で、下ぶくれのぷっくりしたフォルムは…🐸のようである。A4のPCはちょっと辛いけれど入らないことはない。中にポケットがない🙄。

まあ…ええか。と思うくらい気に入ったので、柔らかくなるまでせっせと背負って歩くことにする。

革は不思議である日突然へにゃっと柔らかくなる。ちょうど、見知らぬ街や通りがある日突然しっくりくるように。会社も人も似たようなものかもしれない。けれど相手が変わるものでないなら、それは単に愛着というだけなのかもしれないね。

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